遠隔操作で架空請求!?あなたのスマホやパソコンは大丈夫?

ゲーム動画サイトやアダルトサイトの年齢認証や特定のボタンをワンクリックすれば「会員登録完了」とされ架空請求されるという「ワンクリック詐欺」という詐欺がありますが、その発展形の「ワンクリックウェア」という手口による事例が増えています。ワンクリックウェアでは悪意のあるソフトやアプリをインストールするように誘導し、スマホやパソコンを遠隔操作し、個人情報を盗み、架空請求するというものです。
基本的に怪しいサイトにアクセスしなかったり、怪しいアプリをインストールしなければ遠隔操作されることはありませんが、もしスマホやパソコンが架空請求画面がしつこく表示されるようになうるなどの遠隔操作の被害に合った場合の対処法を紹介します。

1.遠隔操作で架空請求サイトに登録される可能性はある?

怪しいサイトを訪問したリ、怪しいアプリをインストールしなければ、遠隔操作により架空請求サイトに登録されるということはありまん。

遠隔操作されているわけではない事例

ワンクリック詐欺サイトでは、「あなたのIPアドレス:××××」という画面が表示される事例があります。
スマホでも、警告画面が表示されるや警告音が鳴る、シャッター音が鳴るなどの事例があります。シャッター音が鳴れば個人を特定するために写真を撮られたと錯覚する方もおられます。
こうした現象が生じると、パソコンやスマホの専門的な知識のない一般の方たちは、「遠隔操作されているのでは?」と不安になります。
しかし、IPアドレスは誰でも知れる情報ですし、警告音やシャッター音は使用者の恐怖心や不安感を煽り、各請求業者の連絡先に連絡させたり、支払いに応じさせるための演出です。
こうした現象に直面しても、パソコンやスマホが遠隔操作されていているわけではないことを覚えておきましょう。

2.架空請求でパソコンを乗っ取られる可能性はある?

パソコンで特定のソフトをインストールしたリ、スマホでアプリをインストールしたら、パソコンやスマホが遠隔操作され架空請求の画面が頻繁に送られるようになるといった事例があります。こうした手法は、「ワンクリックウェア」という新しい手口です。
実際に起こった遠隔操作による架空請求のケースを2つ紹介します。

ウイルス感染警告画面を利用したケース

実際に合ったケースとしてはサイトを閲覧中に「あなたのパソコンはウイルスに感染しています」という警告画面が突然表示されるというものがあります。
この時点では、パソコンが遠隔操作されてはいません。
警告画面を見た人が、画面上の指定されている電話番号に連絡すると、「遠隔操作でウイルスを駆除するので遠隔操作ソフトをインストールしてください」とオペレーターが要求してきます。
指示通り遠隔操作ソフトをインストールするとパソコンが乗っ取られ、データが盗まれたり、電話番号などの個人情報が盗まれます。
そして作業完了後には、「有償サポート」だったということで高額な金額をクレジット決済で支払うように要求されたというケースです。

ゲーム動画紹介サイトを利用したケース

スマホを遠隔操作して架空請求を行うケースとして、ゲーム動画紹介サイトを利用したものがあります。
サイト内の動画を見たい場合は、専用の動画再生アプリをインストールするように誘導されます。
アプリのインストールが終わると利用料金の支払いを要求するポップアップ画面が表示されます。そしてこの不正アプリの巧妙なところは、アプリを通じて利用者の携帯電話番号をすでに入手したことを伝えるために、請求画面上に利用者の電話番号を表示して、利用者の不安を煽り、利用料を請求してくるという点です。

さらにこの不正アプリの悪質さを表すものがあります。画面を閉じた後も、アプリからの指令で5分おきにブラウザが自動的に起動し、架空請求の画面が再び表示されるというシステムです。これにより利用者は監視されていると感じ、さらに不安を感じるようになり、支払いに応じるよう気持ちが傾きます。

実際にセキュリティソフトの会社がこうしたアプリを解析した結果、利用者の電話番号がアプリの制作・提供した業者に知られている可能性があると結論付けています。ですからこうした不正アプリをインストールすれば、自分のスマホが遠隔操作され、個人情報が抜かれたり、架空請求業者から督促の電話がかかってくる可能性があります。

3.架空請求にあわないための対処法

パソコンやスマホが遠隔操作され不正請求されるという被害に合わないためには、以下の3つの対処法がおすすめです。
①疑わしいサイトには近づかない。怪しいアプリやソフトはインストールしない
最近では、アダルトサイトだけでなく、おもしろ動画紹介サイト、ゲーム動画紹介サイト、レシピ紹介サイト、芸能人情報サイトを装い、悪意のあるソフトやアプリをインストールするよう誘導し、架空請求するというケースも頻発しています。
②見覚えのないメールに記載されているURLをクリックしない、添付ファイルを開かない
③セキュリティソフトをインストールしておく
④子どやお年寄りが被害に合わないようにウェブフィルタリングをかけておく

4.架空請求は無視してはいけない場合がある?

架空請求に関しては、基本的に不正なソフトやアプリをインストールしていなければ無視することがすすめられています。
架空請求業者の連絡先にメールしたリ電話したりすれば、個人情報を聞き出されたり、しつこく支払いを迫られたりする可能性があるからです。

しかし、先ほど紹介した「ワンクリックウェア」に関連したソフトやアプリをダウンロードし、それを開いたり、実行したりした場合は、無視すべきではありません。
住所・氏名などの個人情報を架空請求業者に盗まれた可能性があるからです。
こうした不正なソフトやアプリをアンインストールする必要があります。ウイルスに感染しているなら、システムの復元で対策する必要もあります。

さらに、架空請求業者が遠隔操作によりパソコンやスマホから個人情報を盗んだ場合、「特別送達」という郵便物で裁判所からの督促状や、少額訴訟についての書類を送付してくる可能性もあります。
特別送達で裁判所から督促状などが送られてきた場合は無視すべきではありません。

架空請求でも特別送達は無視できない!?

裁判所が特別送達で支払い督促や少額訴訟などの書類を送付する場合、その請求が正当なものか架空どうかの判断はまだ行われていません。
その請求が架空請求であるかどうかは、当事者が自らが、裁判所に対して、それが架空請求であるという主張をしなければなりません。
ですから、架空請求業者から特別送達で督促状を受け取ってしまった場合は、無視するのではなく、同封されている「異議申立書」に必要事項を記載して裁判所に提出し、異議申し立てをするという適切な対処法を取る必要があります。

架空請求の遠隔操作まとめ

普通にスマホやパソコンを使っているだけでは、パソコンやスマホが遠隔操作され架空請求が送られることはありません。
しかし怪しいサイトや警告表示のポップアップ画面で、遠隔操作ソフトやアプリをインストールするように誘導され、実際にインストールしてしまえば、個人情報が盗まれたり、支払い請求画面が執拗に画面に表示されるという被害を被る可能性があります。
怪しいサイトには近づかない、セキュリティソフトを活用するといった簡単な方法で、こうした犯罪から自分の身を守ることができるでしょう。

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