架空請求のeメールを受け取った時の賢い対処法5選を紹介

「緊急連絡」と件名に書かれたeメールが届き、指定されたURLをクリックすると身に覚えのない利用料金を請求されるという事案があります。こうしたeメールを利用した架空請求の特徴、架空請求のeメールを受け取った時の賢い対処法、もしメール内の指定されているURLなどをクリックした場合はどうなるのかなどを紹介します。

1.架空請求のeメールの特徴

架空請求のeメールには大きく分けて以下の4つの特徴の内、どれかに該当します。
①内容が直接的に架空請求してくるメール
②友人や知人に成りすましたメール
③宣伝メール
④重要通知と件名に記載されたメール
それぞれのメールの特徴をさらに詳しく説明します。

①内容が直接的に架空請求してくるメール

「サイト利用料の未納があります」「支払いに応じて頂けなければ少額訴訟に訴えます」などの文章が記載されたメールです。訴訟、差し押さえ、督促状などの文言で受け取った人の不安を煽り、支払うよう働きかけるのが目的です。

②友人や知人に成りすましたメール

「お久しぶりです」「アドレス変えました」などの件名で送られてくるメールです。詳細を知りたいと思い、本文に記載されているURLをクリックすると、後日大量の架空請求のメールが送られてくるというものがあります。

③宣伝メール

特定の商品やサービス、ウェブサイトを宣伝するメールを装った迷惑メールです。その商品やサービスの詳細を知りたいと思い指定されたURLをクリックすると、後日大量の架空請求のメールが送られてくるようになります。

④重要通知と件名に記載されたメール

メールの件名の欄に「重要通知」「緊急なお知らせ」などと書かれています。心配になりメールを開封し、詳細を知ろうと、記載されているURLをクリックすると、裁判所からのものと思われる督促状が画面に表示されるという架空請求メールです。

裁判所からのeメールでの督促状

裁判所がeメールを利用して個人に督促状を送付することはあるのでしょうか?
裁判所の公式ページを調べると次のような情報があります。
” 支払督促手続では,申立ての要件を満たしていれば,相手方の言い分を聞くことなく支払督促が発せられ,郵便によって送付されます。”
(引用:http://www.courts.go.jp/about/topics/kakuuseikyuu/index.html)
郵送で督促状は送られるとあります。督促状や裁判への呼び出しなどの文書は、「特別送達」という郵便形式で裁判所から送付されます。ですから督促状がeメールできても、指定されている連絡先に電話やメールをしたり、金銭の支払いに応じたりしないようにしましょう。

2.架空請求のeメールはどうやって対処する

架空請求のeメールに対する賢明な対処法は以下の2つになります。
①無視
②連絡先に電話しない

②無視

身に覚えのないメールに関しては無視しして開かないようにしましょう。迷惑メールフォルダに振り分けるというのも賢明な方法です。

②連絡先に電話しない

「債権回収業者が回収に伺う」とメールに書かれていれば、不安になり、メールの記載されている連絡先に確認したくなるかもしれません。
特に、公的機関の裁判所などの名前で連絡先が書かれていれば、電話してみようという気持ちになります。
そのような場合次の3つの方法が有効です。
1)インターネットでメールに記載されている電話番号や文章を検索してみて、被害情報が出ていないかどうか確認する
2)NTTの番号案内やインターネットなどで、メール内の連絡先と、実際の公的機関の連絡先が同じものかどうか確認する。もし違っていれば架空請求とみなすことができる。
3)最寄りの警察署か消費生活センターに相談する

3.クリックしてしまったらどうなる?

架空請求のeメールに記載されているURLをクリックしてしまったらどうなるのでしょうか。
先ほど紹介したように裁判所などの公的機関からのものを装った督促状や通知が表示される場合があります。
他にも架空請求のメールが執拗に送られ続けるというケースもあります。
これらの問題が生じた場合には次の2つの方法が有効な対抗策になります。
①無視
②履歴やキャッシュの削除

①無視

架空請求につながるURLをクリックしてしまって、裁判所からの督促状を装った画面が表示されても、その画面を閉じて無視しましょう。
心配になり、サイトに記載されている連絡先に電話すれば、架空請求業者はその機会を見逃さず、さらに個人情報を聞き出したり、支払いに応じるようしつこく要求したりしてきます。

②履歴やキャッシュの削除

スマホ、タブレット、パソコンでも履歴やキャッシュ(一時ファイル)を消去することで請求画面を表示させなくすることができます。

履歴やキャッシュを削除しても、請求画面が表示されたままになるという事例もあります。悪意あるソフトウェアを誘導されてインストールした可能性があります。そうした場合は「システムの復元」で電子機器をバックアップを取った時点の状態に戻す、もしくは初期化して工場出荷状態に戻すことで対処できます。しかし、こうした方法を試す場合は、事前に必要なデータをバックアップしておきましょ

架空請求のeメールまとめ

eメールを利用した架空請求に関する事例も頻発しています。直接的に支払いを要求するメールだけでなく、友人や有名企業などを装ってメールしてくる場合もあります。しかし怪しいメールは開かないなどの簡単な対策で自衛することができます。
うっかりeメールに帰さされているURLをクリックして、裁判所などの督促状が表示されても、過度に心配する必要はありません。裁判所がメールで督促状を送りつけることはないからです。
また指定されているURLをクリックした後に、頻繁に架空請求のメールが来るようになっても、スマホやパソコンのネットの閲覧履歴やキャッシュを削除することでたいていは解決できます。
正しい知識があれば、架空請求のメールを受け取っても、必要以上に恐れることはありません。架空請求に騙されないようにするために、架空請求業者の使う手口を知っておくようにしましょう。

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