架空請求業者に英語で電話したらどうなる?危険性を検証

人気ユーチューバーのカリスマブラザースが、英語で架空請求業者に電話するという動画が人気を集めています。2年目の2016年9月にアップされ、現在1,069万回以上再生されています。こうした動画に触発されて、英語で架空業者に電話すれば、支払い拒否出来たり、架空請求業者からの謝罪を引き出せるでしょうか。英語であれ日本語であれ架空請求業者に電話することのリスク3つも解説いたします。

1.架空請求に対して英語で対応したらどうなる?

今回紹介した動画を見てみても、英語できちんと会話し、応対できる日本の架空請求業者はいないというのが結論です。

英語で架空請求業者に電話するの動画を見ていて、架空請求業者に関して4つの点が理解できました。
①184(いやよ)を付けて発信者非通知にして電話してもつながらない業者がたくさんある
②英語で話し出すと、それだけで電話を切る業者がいる
③多少英語が分かるオペレーターが出る場合もあるが、満足のいく会話を英語で行うことは難しい
④日本語で話すか、日本語が分かる人と一緒に電話するように求められる

こうした点から英語で架空請求業者に電話しても、支払い拒否出来たり、相手からの謝罪を引き出すことは不可能の様です。
仮に、架空請求業者に流ちょうに英語を話せるオペレーターが存在したとしても、架空請求業者に電話することにはおすすめできません。
次項で、架空請求業者に電話することの危険性を3つ紹介します。

2.架空請求に連絡をしても大丈夫なの?

結論から述べると架空請求業者に電話することは危険です。
それは以下の次のような3つの危険があるからです。
①個人情報が流出する危険性
②支払いをしつこく迫られる危険性
③支払いにもし応じれば、さらなる支払い請求がやってくる危険性
それぞれの危険性について、次にもう少し詳しく解説します。

①個人情報が流出する危険性

先ほど紹介したように多くの架空請求業者は、非通知からの電話を受け付けないところもたくさんあります。
番号通知をして架空請求業者に電話すれば、まずそれだけで、自分の電話番号を知られることになります。

電話すると、弁護士、債権回収業者の担当者、未納処理担当者、××協会の職員などと名乗る担当者が対応に出ます。こうした肩書で相手を信用させ、不安感をあおり、巧みな会話で相手を操作し、個人情報を聞き出すのが架空請求業者の巧妙なやり口です。

ハガキによる架空請求の場合、すでに業者は名前や住所といった個人情報を入手しています。もし架空請求業者に電話するなら、家族構成や職場などさらに詳しい個人情報を聞き出される可能性があります。

②支払いをしつこく迫られる危険性

架空請求業者に電話すると、未払い金を払うようにという請求以外にも、着手金、供託金、示談金などの名目で、金銭支払いを要求してきます。

支払う意思がないことを明らかにしても「スマホの誤操作かもしれませんが、すでに会員登録は完了しているので支払ってください」「支払いに応じないと訴えます」と応じてきます。
恫喝まがいの言葉だけでなく、「今日中に支払っていただければ法的手続きは踏みません」「支払っていただきた金額は保険が適用されるので後日お金が返ってきます」などの甘い言葉で支払うよう促すという方法も使います。

このように架空請求業者は剛と柔を上手に使い分け支払いをしつこく迫ってくるので、英語であっても日本語であっても、架空請求業者に電話するのはたいへん危険です。

③支払いにもし応じれば、さらなる支払い請求がやってくる危険性

架空請求業者に電話したことがきっかけで、もし支払いに応じてしまった場合、さらなる支払い請求がやってくるというケースがたくさんあります。
弁護士、裁判所、動画配信サービス会社などの名前をかたり、「和解ができなかった」「調査したら他にもサイト利用料の未払いがある」といった理由で、さらに支払いを要求してきます。

架空請求の電話連絡先もさらに巧妙化

架空請求の連絡先に電話すると、「弁護士にお電話してご相談してください。弁護士の連絡先は06-××××-××××です」と弁護士を紹介されるというケースもあります。
しかし、紹介されて電話された弁護士は、本当の弁護士ではなく、架空請求業者のグループの一員です。
架空請求を受け取った人は、多額の支払いを迫られているかもしれないという不安感があります。しかし弁護士という肩書で安心させ、相手の心理を巧みに操り、着手金などの名目でお金を騙し取るのが架空請求業者の目的です。

3.架空請求に騙されないための対処法

架空請求に騙されないための対処法を5つ紹介します。
①身に覚えのない架空請求には連絡しない
②消費生活センターに相談する
③個人情報の流出を防ぐ
④証拠の保管
⑤警察へ届ける
以上の5つの対処法をさらに詳しく紹介します。

①身に覚えのない架空請求には連絡しない

全く身に覚えのない架空請求は無視しましょう。架空請求業者に電話したリ、指定されているアドレスにアクセスするなら、さらなるトラブルに巻き込まれる可能性があります。

②消費生活センターに相談する

心配であれば、架空請求業者の連絡先に電話する前に、最寄りの消費生活センターに相談できます。
消費生活センターの電話番号は、局番なしの”188”(いやや)です。

③個人情報の流出を防ぐ

架空請求が郵便物の場合、住所・氏名はすでに業者に知られています。しかし電話したりしなければ、それ以上の個人情報の流出を防げます。
SMSやメールの場合は携帯電話の番号、メールアドレスは既に知られています。しかし架空請求業者に電話連絡しなければ、それ以上の個人情報の流出は避けられます。

④証拠の保管

架空請求業者が次なる行動を起こす場合もあるので、郵便物、SMS、メールは、保管しておけます。

⑤警察へ届ける

執拗で悪質な架空請求については最寄りの警察に届けることができます。

架空請求を英語で対応まとめ

英語で架空請求業者に電話すれば、支払いを拒否できたり、謝罪を引き出せる可能性があるのかどうかを検討しましたが、今現在架空請求業者で、英語で満足に対応できる業者は存在しません。
英語であれ日本語であれ、架空請求業者への直接の電話には危険が伴います。個人情報が流出したリ、支払いをしつこく迫られたりするリスクが伴います。
人気ユーチューバーやタレントが、架空請求業者に電話するのが、YouTubeやテレビ番組で公開されていますが、リスクの伴うこうした行為を遊び半分で行うことはやめましょう。

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