架空請求のURLをクリックしてしまった時のベストな対処法

メールに記載されているURLをクリックすると、裁判所からの督促状が表示され、支払いを要求されるという架空請求や、ボタンをクリックしただけで、契約が成立し、会員登録されたので、会員費を支払うように、退会するならサイト利用料の未納金を支払うようにという画面がが執拗に表示されるという架空請求の事例もあります。
そうした架空請求につながるURLやボタンをクリックしてしまった場合の賢明な対処法、また、ワンクリックのみで契約は成立するのかどうかについて紹介いたします。

1.架空請求のURLをクリックしてしまったらどうなる?

指定されているURLをクリックもしくはタップすると、督促状が表示される、URLをクリックしたリタップしたリした以降、架空請求メールが頻繁に送られてくるようになるといった事例があります。
他にも画像や動画を見ようと指定されているURLや特定のボタンをクリックすると「登録完了」「契約成立」と画面に表示され、会員費が請求されます。退会したい場合は未納金を支払うようにという画面が表示されます。さらにそうした画面を消した後でも、請求画面が張り付いて消えないという悪質なケースも報告されています。

2.架空請求のURLをクリックするだけで契約は成立するの?

契約前に事前に料金説明がなく、クリックだけで契約成立といった場合は、契約の無効を主張できます。
こうした判断の基になる法律は、電子消費者契約法第三条第一項・第二項です。
また、そうしたサイトの利用者が契約内容を確認したり訂正できるようになっていなければ、契約は成立しません。この判断の基準になるのは、特定商取引法第十四条第二項、特定商取引に関する法律施行規則第十六条 第一項・第二項です。
こうした事例に当てはまる場合は、うっかりそのURLクリックしても契約の無効を主張できます。
実際に子供がスマホやタブレットを使っていて、こうした架空請求の画面に誘導されるというケースもたくさんありますから、事前説明なしにワンクリックのみで契約を成立させることはできないとうことを覚えておきましょう。

3.架空請求にはどんな事例があるの?

スマホ、タブレット、パソコンの利用者を巧みに誘導し、URLをクリックさせて架空請求につなげる事例を3つ紹介します。
①知り合いからのメールを装う
②重要通知などの件名が記載されたメールを送る
③画像・動画を見るためにURLをクリックさせる

①知り合いからのメールを装う

「最近どう」「久しぶり」などの友人を装ったメールを送付し、「わたしの近況はこちら」などの文章の後に、URLが記載されていて、そこをクリックすると架空請求のメールが頻繁に送られるようになります。

②重要通知などの件名が記載されたメールを送る

メールの件名に「重要通知」や「必ずご確認ください」と記載されています。
本文にも「最後通知」「連絡がなければ別機関での対応になる」と書かれており、不安感をあおります。
心配になって確認のためにURLをクリックすると、簡易裁判所からと記載されていて、それらしい印鑑などが押されている督促状が画面に表れます。

裁判所がメールで督促状を送る事はある?

メールに記載されているURLをクリックすると裁判所からと思われる督促状が表示されれるという架空請求の事案があります。
実際に、裁判所がメールで個人に督促状を送付することはあるのでしょうか?
裁判所の公式ページには次のような記載があります。
” 支払督促手続では,申立ての要件を満たしていれば,相手方の言い分を聞くことなく支払督促が発せられ,郵便によって送付されます。”
(引用:http://www.courts.go.jp/about/topics/kakuuseikyuu/index.html)
郵送で督促状は送られるとあります。ですから督促状がメールできても、あわてて支払いに応じないようにしましょう。

③画像・動画を見るためにURLをクリックさせる

画像や動画サイトで、画像・動画を見ようと、指定されているURLや特定のボタン、年齢確認ボタンをクリックすると、「登録完了」「あなた専用のID番号」といった表示が現れ、さも両者合意のもとに契約が完了したかのような感覚を与えます。
こうしたサイトは「ワンクリック詐欺サイト」です。
その後、会費の請求、退会しようと思うならサイト利用料の未納金を支払ってくださいといった架空請求の画面が表示されます。

4.架空請求のURLをクリックしてしまったときの対処法は?

巧みに利用者を架空請求へと誘導するURLやボタンをクリックしてしまったときにはどうすればいいのか、その対処法を2つ紹介します。
①無視する
②履歴やキャッシュを削除する

①無視する

架空請求につながるURLをクリックしてしまって、「会員登録完了」などの画面が表示されても、その画面を閉じて無視しましょう。
心配になり、サイトに記載されている連絡先にメールしたリ、電話したりすれば、それがっきっかけとなり、さらに個人情報を盗まれたり、支払いに応じるようしつこく要求されたりまします。

②履歴やキャッシュを削除する

スマホ、タブレット、パソコンでも履歴やキャッシュ(一時ファイル)を消去することで請求画面を表示させなくすることができます。

履歴やキャッシュを削除しても、請求画面が表示されたままになるという事例もあります。悪意あるソフトウェアを誘導されてインストールした可能性があります。そうした場合は「システムの復元」で電子機器をバックアップを取った時点の状態に戻す、もしくは初期化して工場出荷状態に戻すことで対処できます。しかし、こうした方法を試す場合は、事前に必要なデータをバックアップしておきましょう。

架空請求のURLをクリックまとめ

架空請求につながるURLをクリックさせる方法として大きくわけて3つの方法がありました。
1)友人からのメールを装う
2)需要事項などと記載された緊急なメールを装う
3)画像・動画を見るためにクリックさせる

最初の2つの架空請求につながるURLが添付されているものについては、身に覚えのないメールであれば、メールそのものを無視する、開かない、削除するなどの方法で対処できます。
ワンクリック詐欺サイトと呼ばれる3)に該当するものについては、基本的には事前説明なしのワンクリックの契約の場合は、契約は成立しないということを覚えておきましょう。「登録完了」などの画面や請求画面が現れても、そのサイトを閉じて無視しましょう。
「会員登録完了」などの画面が表示されるので、慌てて連絡先に連絡したくなるかもしれませんが、それがきっかけで個人情報を聞き出されたり、退会費用などの名目で支払いを請求されりする場合があります。
ウイルス対策やセキュリティソフトをインストールしたリ、安易に「YES」「OK」「ENTER」などのボタンをクリックしないしないことでも対処できます。

いずれにせよ、怪しいメールやサイトには近づかないことで、架空請求につながるURLをクリックして騙されることから身を守ることができるでしょう。

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