音楽ダウンロードサイトを装った架空請求詐欺に注意しましょう!

ワンクリックしただけで「会員登録」と表示され、会員費やサイト利用料、退会しようとすれば手続き料金などの架空請求が送られてくるという手口は、アダルトサイトだけでなく、最近では面白動画紹介サイトや音楽サイトなどを装ったサイトの中でも使われています。今回は音楽配信やダウンロードなどを利用した架空請求の手口、そうした架空請求の被害を避けるための方法を紹介します。

1.音楽を利用していて架空請求されることはある?

音楽の配信サービスやダウンロードサービスを利用した架空請求は実際に行われています。
例えば、和歌山県で次のような事件がありました。

男性のスマホに「音楽などのダウンロードに使ったサイト料金が未納で裁判を起こす」とのメールが届きました。
男性は心配になり連絡先に電話すると、弁護士を名乗る男から「和解金を払えば解決できる」と言われ、現金94万円を宅配便で送りました。
このケースが悪質なのは、架空請求業者が入手した男性の電話番号を利用し、再度の支払い要求の電話をかけたことでした。これにより男性は104万円をさらに送金しました。
架空請求業者は、厚かましくもさらに50万円の金額を請求。
男性が宅配業者を利用しようとしたところ、宅配業者の方から「宛先が他の特殊詐欺事件で使われた住所と同じ」という通報が警察にあり事件が発覚しました。
結局この男性は、音楽などのダウンロードで利用したサイトの未納金として200万円以上をだまし取られたわけです。

2.音楽を利用した架空請求はどんな手口?

音楽配信を利用した架空請求には大きく分けて3つの手口があります。
①音楽配信サイトの利用料が未納ですなどの郵便物やメールを送りつける
②音楽配信サイトを装い、特定のボタンをクリックすると、「会員登録完了」などの画面が表示され、会員費、サイト利用料、退会しようと思えば手続き料金などを請求されるいわゆるワンクリック詐欺に該当するもの

③音楽配信サイトを利用したければ、指定のアプリをダウンロードするように促される。しかしそのアプリをダウンロードすれば、スマホに架空請求の画面が定期的に表示されたり、電話番号が盗まれて、支払いを要求するメールや電話がかかってくるようになる

音楽配信を利用した架空請求詐欺にはこうした3つの種類がありますが、それぞれをもう少し詳しく説明します。

①架空請求の郵便物やメールを送りつける

音楽配信サイトの利用料が未納ですなどの郵便物やメールを、実際に存在する音楽配信サービスを提供している会社の名前を使って送りつけるという事例があります。

例えば音楽配信サービスを提供しているTSUTAYAの名前を使い、架空請求のメールを送るという事例が報告されています。
「情報コンテンツにご利用料金が未納です。本日連絡無い場合法的措置に移行します。
TSUTAYA相談窓口03********」といった文面のメールが送られてきます。
(参考:https://tsutaya.tsite.jp/info/news-20170314-02)

②音楽配信サイトを利用したワンクリック詐欺

音楽配信サイトを装ったサイトで、音楽をダウンロードしようとURLや年齢確認のボタンをクリックすると「登録完了」「契約成立」と画面に表示され、会員費が請求されるというケースです。
退会手続きをしようと思うと、手続き料金が必要、未納金を支払うようにという画面が表示されます。
さらにパソコンのブラウザ、請求画面が張り付いて消えないという悪質なケースも報告されています。

③不正アプリを利用した架空請求

音楽配信サイトや動画配信サイトを装ったサイトを訪れた人に、特定のアプリをダウンロードするように誘導するというものがあります。
こうした不正アプリは、スマホの画面を消しても、5分ごとに自動的にブラウザが起動し、架空請求の督促の画面が表示される、電話番号が盗まれるといった悪質な特徴を備えています。
電話番号が盗まれた場合、架空請求のSMSが大量に送られる、架空請求の電話が直接かかってくるなどのさらなる被害を被る可能性があります。

3.詐欺に合わないためにはどう対処したらいい?

音楽配信サービスを利用した架空請求の手口を3つ紹介しました。
それぞれ3つの方法に対応した、被害に合わないための対処法を紹介します。
①無視する
②怪しいサイトには近づかない
③怪しいアプリはダウンロードしない

①無視する

「サイト利用料が未払いです」などの文面で架空請求の郵便物やメールを受け取っても決して指定されているURLをクリックしたリ、連絡先に電話したりしないようにしましょう。見に覚えのない請求は無視するのが最も効果的な対処法です。

架空請求かそれとも正当な請求なのか心配なのであれば、最寄りの消費生活センターか警察に相談できるでしょう。

②怪しいサイトには近づかない

「全曲無料ダウンロード」などの甘い文句に誘われて怪しいサイトを利用する音がないように注意しましょう。
仮にワンクリックしただけで「会員登録完了」「契約完了」という画面が表示されても、サイト利用の方法や料金体系について事前の説明がなく、ワンクリックだけで契約したのであれば、電子消費者契約法に基づき契約無効を主張できるということも覚えておきましょう。

②怪しいアプリはダンロードしない

音楽配信サイトを装ったサイトで、音楽をダウンロードしたければ、指定のアプリをインストールするように指示されます。
しかし、そのアプリは不正アプリで架空請求画面が定期的に表示されたり、電話番号を盗んだりするという機能が加えられているというものです。
こうした不正アプリもしくは詐欺アプリは、たいていサイトから直接ダウンロードするよう支持されます。
ですからGoogle Play、App Storeで販売されていないような怪しいアプリはダウンロードしないようにしましょう。
またセキュリティソフトをインストールし活用することも有効な対策手段です。

まとめ

音楽配信サービスを巧みに利用した架空請求も増えています。
音楽をダウンロードしてスマホやタブレット、パソコンなどで楽しむという文化を悪用した悪質な犯罪です。
架空請求の手口も、サイト利用料の未払いの架空請求をハガキやメールで送りつける、音楽配信サイトを装ったワンクリック詐欺、不正アプリを音楽配信サイトを装ったサイトからダウンロードさせるなど巧妙化しています。
しかし、こうした犯罪の手口に関する知識があれば、架空請求詐欺から自分の財産を守ることができます。見に覚えのない請求は完全に無視し、怪しいサイトやアプリは利用しないようにしましょう。

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