架空請求業者をクズ扱いし、おちょくったりするのが危険な理由

架空請求により人からお金をだまし取る行為は悪質極まりないです。とはいうものの架空請求詐欺のグループを甘く見ておちょくったり、クズ扱いしてクレームや撃退の電話をするのは危険です。架空請求業者をクズ扱いし、軽く見てはいけない理由、架空請求業者に電話することのリスク、架空請求に対する健全な対処法などを解説します。

1.架空請求はクズなの?

犯罪に手を染めている時点で人間としてはクズと言えるでしょう。
架空請求業者のクズ具合を物語るエピソードとして、今年の夏の西日本豪雨被災地にもたくさんの架空請求が送りつけられているというものがあります。
消費者庁の報告によると西日本豪雨以後のわずか2週間で被災地の11の府県から合計477件の
架空請求に関する相談があり、うち331件はハガキによる架空請求ということでした。
被災して精神的に不安定な状態にあることを想定して、揺さぶりをかける手口はまさに卑劣な行為と言えます。

架空請求はクズで無能なの?

架空請求業者は人をだましてお金を奪うのでまさにクズの様な人たちと言えますが、だからといって、無知で無能であるというわけではありません。
事実、架空請求の手口は巧妙化、複雑化しています。
さらに消費者庁の報告では、2017年度の架空請求に関する相談は約20万件あり、この数字は前年度の2倍です。
こうした数字は、架空請求業者が絶滅せずに存在し、悪知恵を駆使して、多くの人たちの財産を不当に奪っていることの証拠になります。

こうした事実を考えるなら、架空請求業者を軽く見て、自分がだまさえれて被害者になることはないとタカをくくるのは危険であると言えます。

2.「架空請求はクズだから何をしてもいい」ではない!

架空請求業者はクズだからしつこく電話をかけておちょくっても大丈夫と考える人がいます。
テレビ番組やYouTubeでも架空請求業者に電話して撃退する、もしくは架空請求業者をからかうといった企画や動画は人気があります。
こうしたユチューバーの真似をして、架空請求業者に電話しておちょくってみようという人もいます。

しかし架空請求業者にしつこく電話していたつもりが、実はグレーな会社、もしくは健全な事業を営んでいる会社にしつこく電話していたというケースもあります。
こうしたケースに陥った場合、イタズラ電話を頻繁にかけたということで営業妨害と判断され、最悪の場合は迷惑防止条例違反、偽計業務妨害罪などで罰せられます。

架空請求業者が家に来る可能性もある!?

架空請求業者はクズなのでイタ電しても大丈夫と思い、イタズラ電話を頻繁にかけていると、電話番号などから住所を特定され家を訪問される可能性もあります。

架空請求業者をからかう動画をアップし人気を集めているユーチューバーも架空請求業者に家を特定され突然訪問を受けるということがありました。
(参考:https://www.youtube.com/watch?v=8kOtApvl50A)

こうした恐ろしいケースに遭遇する可能性があることを考えると、架空請求業者はクズなので何をしても大丈夫という考え方は危険であることが分かります。

3.架空請求に安易に連絡するのにはリスクがある?

架空請求と思われる督促を受け取ったなら、普通の人は心配になり、ハガキやメールに記載されている電話番号に連絡して確認してみようという気持ちになります。
しかし、架空請求業者に安易に連絡することには以下の3つのリスクがあります。

①個人情報の流出
②支払いに応じるよう説得される
③別の架空請求が送られてくる
この3つのリスクについて、順番に詳しく説明していきます。

①個人情報の流出

架空請求業者は非通知での電話は受け付けない場合があります。それで、おのずと自宅や携帯の電話番号を通知した状態で電話することになります。ですからこちらが電話するだけで架空請求業者は電話番号をゲットできるわけです。

さらに架空請求業者の電話担当者は言葉巧みに個人情報を聞き出そうとします。住所、氏名だけでなく家族のことや勤務地、年収なども聞き出される恐れがあります。

②支払いに応じるよう説得される

架空請求業者の電話担当はアメとムチを上手に使いわけて支払いに応じるよう説得してきます。
例えば、「支払いに応じなければ訴訟を起こします」「給料や不動産を差し押さえます」などの脅しい文句を使います。
それだけでなく「即刻支払えば、訴訟手続きは踏みません」「支払っていただければ後日保険でお金が返還されます」などの言葉で、支払うことがあたかも得であるかのように思わせます。
架空請求業者に電話をすれば、こうした手口で支払いに応じるよう説得されるというリスクがあります。

③別の架空請求が送られてくる

架空請求業者に電話番号や住所を知られるなら、別の架空請求が送られてくるというリスクも生まれます。
さらに支払いに応じてしまうなら、架空請求業者から格好の標的とみなされ、あれこれと理由を付けて別の架空請求がおられてくるというケースもあります。
例えば「調査の結果、別の動画配信サービスでの未納料金が見つかりました」「振込の確認ができないので遅延金が発生した」などの理由を付けて別の架空請求を送りつけてきます。

4.架空請求にあったらどうしたらいい?

架空請求と思われるハガキやメールを受け取った場合の健全な対応は以下の3つの通りです。
①無視
②架空請求業者に連絡しない
③最寄りの警察や消費生活センターに相談する

①無視

心当たりのない請求に関しては無視しましょう。簡単で効果的な対策です。

②架空請求業者に連絡しない

心配になる気持ちは理解できますが、先ほど詳しく述べたように安易に架空請求業者に連絡することはさらなる被害を生む可能性があります。

③最寄りの警察や消費生活センターに相談する

悪質な架空請求はハガキやメールを証拠として保存し、警察や消費生活センターに相談できます。

架空請求の被害に遭われた方の多くが「自分がだまされるとは思っていなかった」と
述べています。ですから「自分もだまされるかもしれない」と考えて、架空請求業者の使うだましの手口を知り、対策を練っておくことも大切です。

架空請求はクズまとめ

人の不安な気持ちに付け入りお金をだまし取ろうとする架空請求詐欺に加担する人たちはまさに人間のクズと言えます。
しかし、無知無能というわけではありません。人をだますことを職業にしている専門業者です。ですから、からかう目的や撃退する目的でイタズラ電話をかけるなら、思わぬしっぺ返しを食らう可能性があります。
架空請求業者は人間のクズだからおちょくっても大丈夫とは考えずに、架空請求を受け取っても無視するという賢明で健全な対処法を選択しましょう。

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